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ミステリの部屋

ミステリの部屋

執事が登場するミステリ

◆◆◆ 執事が登場するミステリ(海外編) ◆◆◆
比類なきジーヴス: ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス
ぐうたらでダメ男の若旦那バーティーと、とんち男の召使いジーヴス。世界的に有名なこの名コンビと 、オマヌケなビンゴやお節介屋のアガサ伯母さんたちが繰り広げる抱腹絶倒の人間喜劇。
忙しい蜜月旅行: ドロシー・L.セイヤーズ
ピーター卿シリーズの長編第12弾。劇的な出会いを果たしたハリエットとピーター卿はようやく結婚にこ ぎつけ、新婦の故郷近くへハネムーンにでかけた。ところが滞在先の屋敷には鍵が掛かり、出迎えるはずの屋敷 の主人が死体で見つかる。もちろん忠実なる従僕のバンターも同行する。
タラント氏の事件簿 : チャールズ・デイリー・キング
消失、密室、幽霊…。エラリー・クイーンも絶賛した、不可能趣味満載の連作短篇集。タラント氏の執 事カトーは日本人でスパイです。
屍衣の流行: マージェリー・アリンガム
人気女優ジョージアをめぐる男たちの死。失踪した元婚約者の白骨死体が発見され、名探偵アルバート・ キャンピオンは真相解明を依頼される。忠実な執事のラッグはカラーから肉がはみ出るほどの肥満体だが、元泥 棒で裏社会の事情に異常に詳しく、主人であるキャンピオンを助ける。
スペイン岬の秘密: エラリ・クイーン
スペイン岬にある富豪の別荘にて、裸で発見された被害者の謎をエラリーは解くことができるのか?富 豪に仕える執事・ティラーは有能でその上ミステリファン。捜査にも協力する。
犬は勘定に入れません: コニ・ウィリス
謎の花瓶を求めて、21世紀と19世紀のあいだを行ったり来たり、タイムトラベルで歴史を縦横に駆け めぐる史学生ネッドとヴェリティの活躍をユーモアたっぷりに描く冒険譚。ビクトリア朝には本ばかり読む執事 が…。
もうひとりのぼくの殺人: クレーグ・ライス
ブルーノは列車の中で目を覚まし、恐怖に襲われた。列車に乗った記憶などないのに…。さらに、殺人 容疑で指名手配中だという。事件が起きたのは執事もいる大きな屋敷。
ローリング邸の殺人: ロジャー・スカーレット
とある屋敷にて病死する主。その裏でほくそ笑むのは誰だ?未亡人、義姉、主治医、執事、そして親友を 名乗る男…。複雑に絡み合った怨念の糸を、ボストン警察のケイン警視が巧みに繙いてゆく。


 
毒杯の囀り: ポール・ドハティ 1377年、ロンドン。富裕な貿易商が自室で毒殺された。部屋の外は鴬張りの廊 下。当夜唯一そこを通った執事が犯人と目されたが……。 

魔女の隠れ家: ジョン・ディクソン・カー
チャターハム牢獄の長官をつとめるス タバース家の者は、代々、首の骨を折って死ぬという伝説があった。〈魔女の隠れ家〉と呼ばれる絞首台に無気 味に漂う苦悩と疑惑と死の影。フェル博士の明晰な頭脳がひらめく。スターバス家の執事はスリリングな体験を する。

プリーストリー氏の問題: A.B.コックス
退屈な人生を送っていたプリーストリ ー氏は、見知らぬ美女と手錠でつながれ、殺人犯として逃げ回るはめに…。抱腹絶倒のスクリューボール・コメ ディ。プリーストリー氏と執事のパーカーとのやり取りも楽しい。

黒後家蜘蛛の会(1): アイザク・アシモフ
〈黒後家蜘蛛の会〉の会員――化学者、数 学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家の六人、それに給仕一名は、毎月一回晩餐会を開いて四方山話に花を咲 かせ各自が素人探偵ぶりを発揮する。執事ではないが、給仕ヘンリーの叡智が冴えわたる。

 バッキンガム宮殿の殺人: C.C.ベニスン
女王陛下が使用人の死体を発見した! ―メイドのわたしは事件の真相を密かに探るよう命じられる。 女王陛下のメイド探偵ジェイン・ビーが事件の 謎に挑む。執事ではないが、メイドが活躍するミステリー。


◆◆◆ 執事が登場するミステリ(国内編) ◆◆◆
すべてがFになる: 森博嗣
N大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が不可思議な密室殺人に挑む。萌絵を支えるのが白髪の執事諏訪 野。常に穏やかな微笑みを浮かべ、冷静に対処する。
覆面作家は二人いる: 北村薫
姓は「覆面」、名は「作家」…本名・新妻千秋。天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人がミステリ界にデビュ ーした。その正体は大富豪の御令嬢、さらにもう一つの顔があったのだ。お嬢様が自慢の執事・赤沼は元ボクサ ー。
麿の酩酊事件簿(花に舞): 高田崇史
名門、勧修寺家の跡取り息子、文麿、31歳、独身。日々”婚姻家訓”を口にする祖母と執事・大原と3人暮 らし。酔えば酔うほど名推理を発揮し、悩める美女を救う文麿だが、果たして彼の願いは叶うのか…。
騙し絵の館: 倉阪鬼一郎
過去に怯えながら瀟洒な館でひっそりと暮らす少女。過剰なまでに彼女を守ろうとする執事。そして頑なに作 品の刊行を拒むミステリー作家。連続少女誘拐殺人事件が勃発するなか、謎めいた彼らの秘密が少しずつ明かさ れる。
修善寺能面殺人事件: 和久峻三
京の豪邸で、赤かぶ検事が主と能面を鑑賞していた時、土蔵で執事が刺殺され、能面七点が消え失せた。だが 、土蔵は常に検事の視野にあったのだ。犯人なき殺人!?混乱する捜査陣を翻弄するように、さらに伊豆で第二 、第三の殺人が…。
さざなみ: 沢村凛
次々に難題を出す謎の女主人。執事となった借金男が思いついた、波紋とシマウマと世界征服が一度に見える奇 案が生む不測の結末。



ぶたぶたのいる場所: 矢崎ありみ

海辺の瀟洒なリゾートホテルには、知る人ぞ知る神出鬼没のホテルマンがいた。見た目はかわいいぬいぐるみだ が、中身は頼りになる敏腕執事。お客が困っていると、何処からか現れ、疾風のように去ってゆく―。その姿を 目撃した者は、幸せになれるという伝説があるのだ。


バジル氏の優雅な生活 全9巻 :坂田靖子

ヴィクトリア朝のイギリスが舞台。有閑貴族でプレイボーイのバジル・ウォーレン卿は優雅な生活を送りながら も人の悩みをほっておけない性格で、恋愛関係の問題を鮮やかに解決してみせる。七歳から仕える執事は苦労が 絶えなさそう。




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